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うつ病の薬と種類 [心の病気]

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うつ病は薬を使っちゃいかんという人がいますけど、どうも現実的とは思えませんね。現在のうつ病の治療は、薬物治療が基本となっています。が、うつ病に効果のある薬には一体どういったものがあるのでしょう。それをちょっとばかりご紹介します。


うつ病の薬には、開発された年代順やその化学構造や作用によって、

・三環系
・四環系
・SSRI
・SNRI
・NaSSA

以上、5つのグループに分類されます。

最初にうつ病の薬として開発されたものが、三環系抗うつ薬と呼ばれているものです。

これは、効き目は強いのですが、副作用も同じように強いと言うデメリットがありました。

次に、この副作用を軽くする為に開発されたものが四環系抗うつ薬です。

そして、SSRI、SNRIが開発され、一番新しく開発された抗うつ薬がNaSSAです。

NaSSAでは、SSRI、SNRIとは全く異なる新しい方法で脳内に作用する為、SSRIやSNRIが効かなかった人も試してみると良いでしょう。

うつ病の薬は、新しく開発されたものほど、治療効果が高く、副作用が少なくなります。

また、うつ病の薬を服用する上で注意して欲しいのが、薬に即効性は無いと言う事です。

服用してから十分な効果が現れるまでに、個人差はありますが1ヶ月以上は掛かると言う事を覚えておいて下さい。

また、うつ病が良くなったからと言って、すぐに服用を中止してしまうと、約半数の方は再びうつ病を発症してしまうと言われています。

それ程、うつ病は再発しやすい病気なのです。

うつ病が良くなったと思っても、それから半年程度は服用を続ける事をお勧めします。

うつ病の種類


日本人がうつ病になる確率は5~8%だと言われていて、今日ではとても身近な病気だと言えます。

そんなうつ病ですが、実はいくつかの種類に分類されている事を御存知でしたか?

それでは、うつ病の種類には一体どういったものがあるのでしょう。

まず、うつ病は「原因による分類」と「症状による分類」に分けられています。

原因による分類は次の3つに分けられていて、その中でも症状によってさらに細分化されています。

・内因性うつ病
体質や遺伝など、はっきりとした原因が判らない内部的なもの。双極性(二相性)うつ病、単極性(単相性)うつ病、退行性(遅発性)うつ病
・心因性うつ病
大きなストレスなど、心理的な要因のもの。神経症性うつ病、疲弊性うつ病、反応性うつ病。
・身体因性うつ病
病気など身体的な事が基礎にあり、二次的に発症するもの。器質性うつ病、症状性うつ病、その他、薬剤を原因とする「うつ病」に分けられています。
一方、症状による分類は、最近になって重視されるようになった分類方法で、うつ病の症状の程度によって、重症と軽症に分ける事が出来ます。
うつの程度と症状の継続時間などによって、
・比較的軽症で慢性化したうつ病
・重症のうつ病
に分けられています。

うつ病の原因は、複数の要因が重なり合う事で発症するケースが多いので、原因を特定する事は困難な場合があります。

その際に、このような症状と程度によってうつ病を分類する方法が、現実的であると言われています。

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